どうも、 機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。
工具とかって整理しやすいんですけど、消耗品って整理しにくいですよね。
圧着端子とかキリとか、気が付いたら整理もできずにグチャア~っとなりがちなんですよね。
今日はそんな消耗品全ての整理をすることができるパーツボックスが誕生していたので紹介します。
それが「TOUGH CASE+」
もともとDeWALT社が出しているTSTAKという工具箱のシリーズがあったんですが、その派生として生まれた商品のようです。
TSTAKのレビュー記事はこちらから。
僕は弱電気工事士(弱電工)もやってますが、この業界ではあるメーカーが出している製品がパーツボックス選びに制限をかけています。
それが・・・株式会社ニチフ
<この会社の出している圧着端子には入れ物の小箱が付いてきますがそれと相性の良いパーツボックスを見つけることが弱電工事士のマストなんです。
弱電工事士を取り上げてますが、このオーガナイザーは職種を問わずにオススメできるオーガナイザーです。
今回は弱電工事士が使っても大丈夫か?という疑問にも回答しながら商品のレビューをしていきます!
商品スペック
タフケースは全部で4つのシリーズが出ています。
その全て連結が可能なオーガナイザーです。
タフケースは携帯性を考えて作られているんで現場に持ち込む時に本当に楽です。
この商品は出たばかりで同じ商品でも付属品が違ったりしています。
基本的には後述で紹介するバルクケースとビットホルダーが付いてくるか、来ないかで決まっているのでそこを押さえていれば問題ないと思います。
頑丈さも問題なく、公式で勧められてはいませんが人が乗っても耐えれます。
バルクタフケース
バルクケース | TOUGH CASE+ |
品番 | DT70800-QZ |
サイズ(mm) | L80×W90×H26 |
内寸(mm) | ー |
重さ | 約0.08kg |
耐荷重 | ー |
使ってみた感想
手に乗せるとサイズ感はこんな感じです。
小さな仕切りが入っています。仕切りの場所が選べないのが残念ポイントです。
このバルクケースは全てのタフケースにピッタリ嵌めることができます。
ピッタリすぎて取り外しに少し苦労するのがネックです。
各ケースへの積載量ですが、小ケースで4個、中ケースで4個、大ケースで15個まで取り付け可能です。
小ケースと中ケースで積載量が同じなのが納得いきませんが、小ケースは少し厚みがあり、蓋の裏に取り付けが出来るようになっています。
中ケースと大ケースは蓋裏に取り付け出来ない構造になっているので注意です。
正直、このケースは使い所がかなり限定されると感じました。積載量が少ないことと、仕切りの位置が選べないことが原因ですね。
このケースをわざわざはめるよりも仕切りでいいんじゃないかと思う場面が多いです。
他のシリーズのタフケース自体が小さく、持ち出しにそこまで苦労しない点も原因ですね。
ただ、細かい部品で持ち出しを考えるような用途のものを収納するには良いかもしれません。
他の部品と絶対に混ざらせたくない小物を収納する場合にも非常にお勧めできます。
僕は使う頻度が低いけど、たまに持ち出して使いたい消耗品を収納しています。
タフケース(小)
タフケース(小) | TOUGH CASE+ |
品番 | DT70801-QZ |
サイズ(mm) | L124×W154×H49 |
内寸(mm) | ー |
重さ | 約0.21kg |
耐荷重 | ー |
使ってみた感想
タフケース(小)はビット類の収納に抜群の力を発揮します。
コレはマジで買って良かったと思いました。
煩わしいビット類がここまで綺麗に収納できると快感さえ覚えますよ。
なんというか、使い古された工具だったビット達にまるで新品のような趣を与えてくれるケースですね。
この綺麗さ、やばくないですか?
整理整頓フェチの自分にはブッ刺さりのオーガナイザーです。
このビットホルダー、二種類あります。
小さいビットホルダーは小さいミニビットの縦置き収納と斜め置き収納ができます。
少し大きいビットホルダーはロングサイズのビットをしっかり押さえてくれます。
ただ、フィット感が良すぎるので外す時ラジオペンチ使わないとマジで外れません。
このシリーズ、びっくりするくらい嵌め込みの精度が高いです。
タフケース(中)
タフケース(中) | TOUGH CASE+ |
品番 | DT70802-QZ |
サイズ(mm) | L178×W265×H40 |
内寸(mm) | ー |
重さ | 約0.34kg |
耐荷重 | ー |
使ってみた感想
タフケース(中)はタフケース(小)と比べて厚みが小さく、薄型です。そのため、仕切りがピッタリとはまって機能するようになっています。
使い分けのポイントは、ビット類以外の消耗品にはタフケース(中)の方が向いていると感じました。
しっかりとタフケース同士の棲み分けができている印象です。
僕はドリル関係の消耗品をまとめて収納しています。
バルクケースはここで使う必要性全然ありません(笑)余ったので使っています。
もう片方はニチフの小箱を収納しています。最大で8個入ります。
あまりスペースは長物の電材部品
真ん中の仕切りの場所を変更できるのはタフケース(中)だけです。こういった使い方もできるのがこのケースのポイントですね。
ニチフの小箱はもう一つ大きなサイズがありますが、そのタイプは高さの関係でフタが閉まらなくなります。
惜しい!!(血涙)
タフケース(大)
タフケース(大) | TOUGH CASE+ |
品番 | DT70804-QZ / DT70839-QZ(仕切りのみ) |
サイズ(mm) | L332×W440×H73 |
内寸(mm) | ー |
重さ | 1.69kg/1.54kg |
耐荷重 | ー |
使ってみた感想
このケースは一言で言うなら最大にして最強。
厚みもあるので大体のものは難なく収納できます。
ある程度大きめのホールソーも収納できるサイズ感です。
仕切りはタフケース(大)のみで使える専用のものがついているので小物の横への侵入をしっかり防いでくれます。
1番大きいサイズ感だけあって、とにかく物がよく入ります。
ニチフの小箱で小さいサイズであれば48個、大きいサイズが21個収納可能です。
ヤバい、化け物すぎる。
ロック機構はよくあるラッチタイプですが、ケース(中)を連結できるように蓋にラッチがついています。
イマイチなポイントとして、フタを開いた時に箱全体が傾きます。
TSTAKとの連結機構の問題で足が真ん中よりに取り付けされているためですね。
コレ結構重要な問題だと思います。
使えなくはないけど地味にストレスですね
最大サイズでもあるので、収納はタフシステムシリーズのケースに収納しています。1番大きいサイズなら入ります。
僕はTSTAKで運用していないので基本的にはこちらに収納しています。
最終的には大量にニチフの小箱を入れるストックボックスにしました。
この収納力はめちゃ頼りになりますね。
サイズ比較
各シリーズでのサイズ比較
各シリーズを重ねるとこのようになります。
タフケース(大)は二回りくらい大きいので取り回しに注意です。
ライバルとなるパーツボックス「コーナンのパーツボックス」と比較
コーナンのパーツボックスはニチフと相性が良くてかなり優秀で安価なパーツボックスです。
両面に収納があり、ニチフの小箱は小さいサイズで30個、大きいサイズで12個くらいは入ります。
そのパーツボックスから乗り換えた理由はシンプルに表裏に開いてニチフの箱を取り出すのがめんどくさかったのと、大きいニチフの箱が大量に入れられなかったからですね。
サイズ比較するとこんな感じです。
厚みも若干薄くなるので、タフシステムとの相性も考えるとタフケース(大)はスペースをムダに殺さないのでオススメできますね。
タフケースの連結
タフケースの連結の互換性
タフケースの連結の互換性は以下の通りです。
上\下 | タフケース(小) | タフケース(中) | タフケース(大) |
タフケース(小) | ○ | ○(2個) | × |
タフケース(中) | × | ○ | ○(2個) |
タフケース(大) | × | × | ○ |
タフケース(中)はタフケース(小)と連結している間、開けなくなるので注意しましょう。
まとめ
タフケースは総合的にみて整理整頓には他にないほど優秀なパーツボックスでした。
工事現場に持ち出す時は必要なケースを連結して持ち出せるので用途にあわせてボックスを整理できることも魅力です。
TSTAKとの互換性も良いですがそれ以上に収納力が純粋に高く、状況に応じて持ち出せるのが1番の魅力だと感じました。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです!それでは!