どうも、 機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。
僕の仕事は生産設備の製造です。自動車の製造ライン等を作っています。
今回は設備の機械部品を組立していくときに必要になるハイクオリティな道具を選んで集めました。
紹介するので道具選びの参考にしてみてください!
組立
六角レンチ
組み立てといえばレンチに始まりレンチに終わります。最初に買う工具の言えばコレでしょう。
WERAの六角レンチ
六角レンチといえばコレですね!しなりにくく少ない締め角を実現しています。
しなるほうがやりやすいという声もありますが、狭い設備内での締め角は基本的に小さいに越したことはありません。
PBの六角レンチ
こちらはPBの六角レンチです。こちらも曲がりにくい六角レンチですがWERAとの差別化は色がレンチに直接塗られている点です。
短頭レンチ
ミトロイの短頭レンチ
ミトロイの短頭レンチは頭が一番短いので狭い場所にアクセスしやすいです。
柄が短い物もあるのでそちらもおすすめです。
コンビネーションレンチ
片側がスパナ、反対側がメガネレンチになっているタイプの工具です。
六角ボルトを締める際に使うんですがこれの良い点は早回ししたいときはスパナの方を使い、舐めたりする危険がある増し締めのときはメガネ側を使うといった使い方ができる点です。
メガネ側は狭い場所にアクセスしたいときにも使用頻度が高いのでかなり需要度高い工具です。
KTCのコンビネーションレンチ
ニッパー
ニッパーは2種類あって針金を切れるタイプのパワーニッパとプラスチックを切れるタイプの薄型ニッパーの2種あります。
フジヤのパワーニッパー
クニペックスの薄型ニッパ―
クニペックスのニッパーはプラスチックのタイラップのカットをしても破片が飛び散らずにキャッチしてくれるので現場を汚さずに済みます。地味に重宝しますよ!
ペンチ、ラジオペンチ
力強いチャック力が求められる時に使用します。
フジヤのラジオペンチ
狭い場所で支える、つかむ、といった動作をサポートしてくれるラジオペンチ。
これも作業ではなくてはならないアイテムですね!
フジヤのペンチ
使用頻度こそ高くありませんが、力強いチャックが求められるシーンで使うことがあります。
ハンマー
ハンマーは鉄と銅、樹脂のハンマーがそれぞれ必要になってきます。
1つづつ買うとかさばるので両サイドで素材の違うコンビハンマーが便利です!
TONEの鉄とプラのコンビハンマー
少し小ぶりなサイズですが、狭い場所での作業や作業スピードアップを求めるとこのサイズ感が丁度良いです。
樹脂ハンマーで叩く場合はそんなに大きな力もいりませんからね。
OH工業の銅ハンマー
位置決めピンのような制度が必要な部品を打ち込むときに使用します。
これもあまり大きな力はいらないので小ぶりなサイズの物を一本持っておけば重宝します。
PBの無反動ハンマー
ビッグサイズのハンマーも一本持っておくとアンカー打ち等で使用するので持っておきたいです。
無反動ハンマーは打ち込んだ時に衝撃を相殺して、跳ね返りがないので安全に使用できます。
スナップリングプライヤー
Eリングやスナップリングといった小さい部品を取り付けする際に使用します。
KTCのスナップリングプライヤー
スナップリングは内側からはめる場合は閉じる作業、外側からはめる場合は開く作業が必要になるので両方こなせるタイプのものを買っておいた方が無難です。
ウォータープライヤー
主に鋼管配管や部材をチャックする作業など使えるシチュエーションの幅が広く割とどんな業種でも使われています。
使用頻度の高さから間違いのない良い物を買っておきたいです。
クニペックスのアリゲーター
クニペックスのウォーターポンププライヤーは精密な締め込みができるのでつかむ作業はもちろんのこと、六角ボルトをつかんで回すといったことまで出来てしまうので汎用性が高い名品です。
シャコ万力
部品同士を強力に仮固定したり、用途は様々です。
ロブテックスのシャコ万力
加工
やすり
バリ取りや金属を削りたいときに使用します。
ツボサンの鉄鋼ヤスリ
鉄工もシッカリ削れるやすりセットです。丸形、平型等々メジャーな形状がそろっています。
ツボサンのダイヤモンドヤスリ
ダイヤモンドヤスリは粗削りした金属面の仕上げに使います。
ヤスリの粒度が細かいため綺麗な面に仕上げることができますよ。
砥石
ヤマトの油砥石
老舗の砥石メーカーヤマトの安定した品質とバラエティの豊富さがある砥石です。
ヤマトの油砥石アソート
溝加工の仕上げに使用する砥石です。
ハサミ
薄い板シムを切るときに使用します。
SK11の万能ハサミ
タップドリル&ホルダー
タップドリルとそれを使用するとき使うタップホルダー
トラスコのスパイラルタップドリル
そこそこの精度とお値段ということでオススメできるタップドリルです。
切削性を考えても基本ストレートタップよりもスパイラルタップで問題ないと思います。
ストレートのタップホルダー
M10までいける珍しいモデルなのと、ラチェット接続用の3/8が頭についているので作業効率まで考えられて作られている良いタップハンドルです。
ハンドリーマ
ピンの打ち込みが上手くいかない時もあるので交差穴の仕上げをするために使用します。
uxcellのハンドリーマ
カッター
オルファのカッター
チタンコートでするする切れると噂のカッターです
測定、調整
スキマや部品の大きさ、穴の大きさを測定する際に使用するツールの紹介です。
基本的に測定分野はシンワ測定というメーカー率が高めです。
定規
シンワ測定のストレートゲージ
測定といえばコレですね!まとめ買いしときましょ。
スキマゲージ
ノギスが入らない狭いスキマを測定するためのゲージ。挟み込んで使います。
シンワ測定のシックネスゲージ
スコヤ
取り付けの直角だしに使うスコヤです。
シンワ測定のスコヤ
これまたシンワ測定の直角出し用スケール。すこや。
水準器
あらゆる設備の搬入に必ずと言っていいほど使う水準器を紹介します!
水準器と一口に言ってもX軸だけ測定できるものもあればY軸も測定できるものもあり、最近ではデジタル測定できるものも増えてきています。
水準器は非常に繊細な工具なので選ぶ際はアフターサービスがシッカリしているか、精度がどの程度まで保証されるのか、コスト面が見合っているかに注意しましょう。
トラスコの水準器
0.05mmまでなら測定できる水準器です。設備のレベル出しでも問題なく使えます。
トラスコという大手メーカーで万が一水準器にトラブルがあった時の保証面でも安心できます
Digi-pasの水準器
デジタルで0.02mmまで測定でき、なおかつXY軸の両方を測定できます。
スマートフォンと連携でき、遠隔で確認しながら設備の測定ができるので作業効率も高い文句なくお勧めできる水準器です。
懸念点としては有名メーカーではないので、保証がないと思った方が良いという点です。
仮に保証が甘かったとしてもコストパフォーマンスが抜群です。少しぶつけただけでも水準器は精度が狂うので取り扱いに自信がある方はこの水準器はオススメできます。
壊れて買いなおしてもお釣りがくるくらいデジタルの水準器の中ではコスパが良いです。
油圧ジャッキ
設備の高さを調整するときに使います。
TORINの油圧ジャッキ
薄型で、接地面まで余裕のない設備でも持ち上げることができます。
マグネットベース
トラスコのマグネットベース
トラスコのマグネットベースです。ピックゲージ等を使った測定を行う際に使います。
ピックゲージ
ミツトヨのテストインジケータ
信頼できるブランド、ミツトヨのテストインジケータです。
0.01mm刻みのメモリが付いているので機械組立に使用する際はこのメモリレンジが向いています。
水糸
設備のセンターラインを引くときに使用します。まあ、ただの糸っちゃ糸なんですけど切れにくく、ある程度伸びやすい方が使い勝手がいいです。
シンワ測定の水糸
下げ振り
主に設備の搬送面や、接地面よりも上から設備の搬送ラインを出したいときに使用します。
タジマの下げ振り
マグネット付きの物もありますが、テープで固定したりと汎用性の高いこちらが個人的にはおススメです。
なによりも下げ振りの糸の振りの収束時間や、紐とおもりの先端がセンターにキッチリと出ている点、使い勝手の良さがグッドです。
配管
エアー配管のホースの施工に使用する工具を集めました。
といってもホースカッターがあればほぼ事足りてしまうので他の工具はおまけといった感じです。
ホースカッター
SMCのチューブカッター
SMCはエアー機器のトップメーカーでそこからでているホースカッターです。
メーカー純正なので一番安心感があります。
エアガン
ごみを吹き飛ばしたり、簡易的にエア機器を駆動させたい場合にも使えます。
SK11のエアダスター
スタンダードなタイプのエアガンです。
SK11の携帯エアダスター
エアガンはかさばるから工具箱に忍ばせておきたいって方はこちらがおススメです。
エアホースリール
主にエアホースを延長してエアー工具を使いたい場合に使用します。
ストレートのエアホースリール
耐圧1.4MPaまであるのでほぼどんな場所でも使えます。天井からつるすもヨシ、持ち運ぶもヨシ。
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