どうも、 機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。
僕は職業柄、安全靴を履きます。今までにつぶしたり、手放した靴の数は7足以上。いまだに長く使える安全靴を探しています。
てなわけで今回は安全靴について徹底的に語りたいと思います。
あまり目立たないがヒッソリと語ることが多いジャンルの一つです。
安全靴の必須項目
僕の安全靴に対するこだわりは半端なく最低限の条件として、
- 耐油
- 耐電
- 耐水
- 鉄芯の爪先
- フルレザー
- くるぶしが覆われる
- 脱ぎ履きしやすい
の上記7点が必須項目になります。
日本のワークマンでも最近は種類が増えましたが、上記を満たす安全靴は意外と少ないのが現状。
なぜここまでこだわるのかと言えば私は工場作業者で、作業内容といえば狭い場所に入り込んだり、重たい鉄の塊をクレーンで運んだり、1トンを超える設備を動かしたり、火花が飛び散る加工をしたり、電線を回したりと他種に渡ります。
そんな僕の過酷な作業についてこれる安全靴は多くはなく、ワークマンで売っている安い安全靴は半年持たずにどこかが壊れます。例えば火花が飛んでレザーじゃなければ穴が開き、くるぶしが出ている靴は切り粉がガンガン靴にはいり、雨の降る作業があれば靴の中がグズグズになり、油の撒かれた現場で滑ってこけます。
安全靴は本当に大切なものなわけです。
メナの安全靴遍歴
初代 ワークマンの安全靴
僕の安全靴は最初はワークマンで売っている安い靴から始まりました。
意外といろんなデザインがあって洒落ていてカッコいいんですよね。
しかもワークマンの靴は安い!一足二千円から三千円で買えてしまいます。
ですが、どの靴も半年持たないため僕は安物買いの銭失いだなと感じ、買うのをやめました。
次に買ったのは老舗メーカーの安全靴です。
2代目老舗メーカーの安全靴
シモンやミドリ安全靴といった昔から安全靴を作っている会社の製品です。
価格帯は5000円から6000円前後でまあそこそこの値段します。
使い心地はさすが老舗というだけあってさすがに頑丈で快適です。
ですが、一年経ったあたりで片足が痛くて歩けなくなりました。
原因はシャンク(靴底)の変形。
左膝をつけて作業する癖があったため左足のみシャンクが変形し、足に変な負荷がかかってしまったわけです。
この老舗メーカーもだいたい一年〜二年あたりで何かしら不調が出てきます。
また、履いてる人が多く間違えて履いて行かれたりと変なトラブルもあったりするため私は履くのをやめました。
3代目 エンジニアブーツ
次に買ったのがシャンクの強い安全靴、チペワのエンジニアブーツです。
このブーツはつい最近まで使っていた安全靴です。
いわゆるエンジニアブーツと呼ばれるジャンルのもので鉄道のエンジニアが履いていたブーツです。
僕はチペワのエンジニアブーツをリメイクし、脱ぎ履きしやすくしたものを使っていました。
ホーウィン社のクロムエクセルレザーというベラボーに耐久性の高い革を使用し、シャンクにも木が使用されているため、変形もし辛いからいけるだろうと踏んだわけです。
かなり重量があるのが難点でしたが、慣れれば心強い相棒となり2年程履きました。
ところがある日、ベルト部分が千切れてしまい修復不可能に。
二年でこんなんになります。
結果としては構造的な欠陥で処分することになりました。
替えの効くメンテ性の意味でもやっぱり紐靴が最強だなと再認識しました(笑)
さて、僕が今履いている安全靴はアメリカ製のものです。
辿り着いた現時点で最高の安全靴
キャタピラーという重機を扱うメーカーの作った安全靴。
ちなみにお値段は送料、関税合わせて2万前後です。高い。
だけど、これならバゲットホイールエクスカベーターに踏まれても安全というわけですね!
ソールにも力を入れているメーカーなので僕の望む条件全てを満たしている素晴らしい安全靴です。
ただ、くるぶしまである靴紐は脱ぎ履きし辛いので一手間加えます。キャタピランという靴紐に交換します。
キャタピランはゴムの伸縮で常にベストフィットを生み出す靴紐なので脱ぐ時も履く時も楽チンです。
うーん、めちゃめちゃカッコイイ。これらな普段履きも問題なくイケそうです。この安全靴が何年使えるのか?
また確認していきたいと思います!
オススメの国産安全靴
最近、安全靴業界にも新しい風が吹いています。
アシックスやプーマの参入によりオシャレで履き心地の良い軽い安全靴がバンバン出るようになりました。
価格帯は1万前後でなかなかに強気です。
メーカー別にオシャレなものをピックアップして紹介します。
アシックス
ワイヤーロックのウィンジョブ
ベルクロのウィンジョブ
ミズノ
ワイヤーロックのオールマイティ
ベルクロのオールマイティ
オススメの海外メーカーの安全靴
アメリカは昔から鉄鋼業、自動車産業とヘビーな仕事をよくこなしてきており、日本でもファッションとしてエンジニアブーツやワークブーツといったブーツがもてはやされています。
レッドウィングやティンバーランドのブーツはいまだに人気ですね。ですが、レッドウィングやティンバーランドといった有名メーカーが日本に出している靴とアメリカで売っている靴が異なることを知っている人は少ないです。
その違いが何か分かりますか?
勘の良い人はわかるかも知れません。実は、レッドウィングもティンバーランドも日本で安全靴を展開していません。どのメーカーもアメリカ国内では安全靴としての靴をちゃんと展開しています。
それは革靴に関税がかかりますから、市場として狙っていけるほど利益が見込めないからです。ですが、アメリカの安全靴が日本国内で販売されると日本製の安全靴が駆逐されるほどクオリティが高いです。
アメリカ人はリスク管理の意識が低いです。つまり、怪我もバンバンしますし、バンバン訴えます。その結果何が起きるかというと会社のトップ達はこいつら絶対怪我させないもん作れ!ということになるわけです。
これが日本とアメリカの工業製品に違いをもたらしていると言っても過言ではないでしょう笑
そんなわけで靴の安全規格も実は日本よりアメリカの方が厳しいんです。