どうも、 機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。
第2種電気工事士の資格ももちろん持っています。
この記事では国家資格でもある第二種電気工事士の概要について解説していきます。
持っていると600V以下の配線ができるのも勿論ですが、家のコンセントを増設したりソーラーパネルを設置したりと何かと重宝する国家資格なのでチェックしてみてください。
第二種電気工事士とは?
電気工事士二種は国家資格であり、電気工事、ビルメンテナンス、住宅工事など、電力を供給する場面で幅広く活躍する資格です。
試験に合格することで電気工事士を名乗ることが出来るようになります。
一般財団法人電気主任技術センターが主催する試験で2級、1級があり、上に行くほど幅の広い作業をすることができます。
第二種電気工事士試験 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
近年では住宅のDIYのために取得するケースも増えています。
600V以下の電圧を取り扱うことができ、一般住宅の電圧が200Vだということを考えると大規模な工場でなければほぼ取り扱うことができる資格となっています。
似ている国家資格、低電圧特別教育と第一種電気工事士との違い。
低電圧特別教育という似たような国家資格がありますが、この資格は事業者が作業者に受けさせるもので転職するたびに事業所ごとで受講する必要のある資格です。
作業するときは必ず受講しておきましょう。
第一種電気工事士では600V以上の電圧を取り扱えますが5年ごとに自家用電気工作物の保安講習を受けないといけません。
第二種電気工事士は一度取れば一生有効な資格なので運用も楽です。
就職先について
主に工場や住宅の100V、200V電源を配線する仕事がメインです。
ビルメンテナンスにも使える資格ですが、ビルメンには他にも必要な資格があるので電気工事士二種単体での仕事を望むなら住宅の配線や工場の電源系統の施工業者になるのが最も活躍できる資格の活かし方になります。
どの製造業界にも言えますが高級取りになるには独立するか、本人の腕次第ですね。
受験方法
ネット申し込みは下のサイトからできます。
登録後、マイページから受けたい資格を選択して申し込みます。
受験票等の案内は試験の1週間~2週間前にくるので結構ギリギリです。
筆記試験後に実技試験があるので合格案内も含めて遅めなので筆記試験後も実技の勉強を進めておくのが無難です。
勉強方法、試験内容
試験内容ですが筆記試験では電気に関する法令知識や、正しい施工方法、道具の使い方の知識が求められます。
実技試験では実際に配線する道具を使った住宅関係の配線作業をします。
僕の場合ですが勉強期間は2か月ほどです。筆記試験から実技試験まで間があるのでその期間は勉強していません。
僕の場合タブレット学習しているので時間のない社会人の方にオススメです。
やりかたはこちらに掲載しているので参考にしたい方は読んでみてください。
勉強方法
僕が資格を取得する際に買った参考書はこちらです。
基本的にこの二冊があれば実技と筆記試験の内容は網羅できます。
かなり詳しく解説されているので電気配線に触れたことのない方でもおススメできる内容となっています。
個人的にオススメしているのが
こちらの書籍は重要なエッセンスがぎゅっと詰まったような参考書です。
このテキストは普段の持ち歩きや試験の前に持ち歩くにもお勧めできます。
実技試験に関してはYOUTUBEで動画学習もでき、非常に参考になるのでオススメです。
実技試験の道具を販売しているいるHOZANの運営するチャンネルが非常にわかりやすくオススメです。
実技試験で必要な道具について
電気工事士二種の実技試験では実際に道具を使った施工をする必要があります。
スタンダードなセットは
です。
これだけあれば試験は受けられるなと思うセットはこちらです。
筆者は上記の4つの工具を使って試験をパスしました。
作業時間は40分と限られているので作業スピードを高めたい方はVVFストリッパーがあると芯線を簡単に向くことができるので便利です。
個人的にはVA線ストリッパーはあまりお勧めしません。剥きにムラがあるため安定した作業とはいえなくなるからです。試験自体が品質にこだわるところも強いので、確実に作業できるVVFストリッパーをオススメします。
練習で必要になるレセプタクルや配線、スイッチなどの電材が欲しい場合、ホームセンターに行くと手に入ります。コーナンやカーマで簡単に手に入るので行ってみましょう。
3芯線、2芯線は10mづつくらい買っておくのがオススメです。
圧着端子は30個くらい、コネクタは再利用できるので5個づつくらいあると低コストで練習できるかと思います。
まとめ
国家資格の中では合格率も5割を超えて高く取得しやすい資格です。
電気に関する基本的な知識が身につくため、電気作業者の登竜門のような資格なので、取っておくと最低限の知識があると証明できます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。