どうも、 機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。
両方こなすのでもちろん第2種電気工事士の資格も取得しています。
こちらの記事では第2種電気工事士の実技試験の対策方法について解説しています。
第二種電気工事士の実技試験は合格率が7割くらいです。
合格率7割は国家資格の中では割と高い数字ですが、甘く見ると落ちます。
かくいう僕も一度落ちました(汗
自分でも仕事と比べても簡単な内容の試験なら楽勝すぎるわ♪くらいのノリで100%受かっていたと思ったのでかなりショックでした。
職場の同僚にも余裕で受かりましたね(。+・`ω・´)キリッっと言いふらしていたので落ちた一報を伝える時はそれはもう惨めな気持ちになりました。
皆さんにはそんな悲しい経験をしてほしくないので僕の失敗した経験から学んでほしいと思います。
なかなか電気工事士の試験に受からない方もココを意識した方が良いよっていうポイントを紹介するので今一度、実技の対策を学び直していきましょう。
僕は2回目の実技試験では10分程時間の余裕を残して施工を終えることができたのでシッカリと見直しの余裕ができました。
そうすればあなたも第二種電気工事士だ!それでは本題に行きましょう!
第2種電気工事士試験に必要な工具
実技試験では自分が持参した工具を使うのでその工具の使い勝手で合格率が高くなると言っても間違いないです。
今回は確実に受かるための道具を紹介します。
効率が爆上げだーとか騒がれているVA線ストリッパーはぶっちゃけ必要ありません。
これだけあれば試験は受けられるなと思うセットはこちらです。
筆者は上記の工具を使って試験に合格しました。
実技試験対策
実技試験で落ちる方はもう間違いなく施工後のセルフチェックができていません。
回路図の意味が分からない、複線図に直せない、といった問題はスタート地点にすら立てていないので出直してきてください。君にこの記事を読むのはまだ早い。
悪いことは言わないから、候補問題1周できるようになってから出直してきな?
第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
施工後のセルフチェックが完璧にクリアできれば残る問題は制限時間内に施工するだけだからです。
なので実技試験対策として必要になる伸ばすべきスキルは、セルフチェックの正確さと施工スピードUPがカギになります。
セルフチェックの正確さを上げる
セルフチェックの正確さが不安定だと筆者のように欠陥を取られて落ちます。重大欠陥だと一発アウトです。
セルフチェックをしっかり出来るトレーニングをしましょう。
筆者の場合、作品が完成した後にこのテキストでまとめられている欠陥事例のページの欠陥項目を一つづつチェックしました。
ダメだったところは次回の施工時に重点項目として意識しながら作業し、またチェックを繰り返して作業の精度を上げていきました。
テキストが買えない方は電気工事士のページにチェックリストがあるのでそれを見ながら一つづつチェックしましょう。
画像がのってないやつを見る気がしない方は、検索すれば欠陥事例をまとめたサイトがいくつもあるので自分で印刷するなりしてチェックリストにするとよいと思います。
欠陥の判断基準等について | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
チェックリストはこのページからダウンロードできます。
施工スピードを上げるコツ
作業が安定してきたら、次にやることはスピードアップです。
基本的に作業において時間がかかる工程をあげていくと
- 工具の持ち替え
- ミスの修正
- 作業クオリティのバラツキの修正
上記の3点が主に時間のとられる工程です。
ココの工程以外は全員かかる時間はほとんど変わらないはずです。
それでは時価がかかる理由を一つづつ潰していきましょう。
工具の持ち替え
複線図を書いて、配線の長さをカットし、機器への施工をして、ボックス内で端子を圧着する。
この長れで全員やっていきますよね?それでも時間が足りないのは作業の手順に問題があるからです。
例えば、コンセントとランプレセプタクルへの配線をする際に配線をカットして、剥いて、施工して、その後、コンセント用の長さを剥いて、施工して、というやり方よりも、コンセント用の配線とランプレセプタクル用の長さをあらかじめ用意し、用意が終わったら両方の剥きを全てやっておき、コンセントとランプレセプタクルへの施工は同じタイミングで行う。
コレならVVFストリッパーとドライバーとの持ち替えをいちいちしなくて済むんです。
時間のかかる理由はほぼココに集約されると思います。
できる限り工具の持ち換えは少なく済むように自分の作業手順を見直しましょう。
ミスの修正
コレも言わずもがなですが、確認した時に発覚してからあたふたするパターンだと思います。
人である以上、ミス自体は防ぐことができません。
なのでミスが起きてもいいように保険を打っておくようにしましょう。
例えば圧着端子を握ったときに施行のマークが小のはずが中を打ってしまったとします。
その時に焦らず、同じ線の太さが3本圧着されていたならば一本づつ剥くのではなく、3本を綺麗に並べて、一気にストリッパーで剥くようにするとリカバリーも手早く終わります。
これは圧着時にも使えるテクニックです。赤い線だけを集めてストリッパーで一気に剥きます。
VVFストリッパーは2本と3本までは一気に剥くことができるので線の剥き長さを揃える時には役に立ちます。
これは配線ごとに向いた場合、細かな剥き長さのずれが生まれることを防ぎます。
もしミスをしてしまった場合のリカバリーを早く終わらせるやり方を考えておく。または、出た場合に作業のやり直しを最低一回はできるような線の長さを取るようにしておきましょう。
作業クオリティのバラツキの修正
作業クオリティのバラツキとは、機器によって被覆を剥く長さは変わるわけですが、その長さを記憶して、いちいち機器ごとに考えて被覆を剥いたりしないようにすることです。
最初は何にどのくらいの長さを剥けばいいかは分からないでしょう。
ですが、回数を追うごとにこの作業でやりやすい被覆の向き長さはこのくらいだというのが分かってきます。
そしたらその剥き長さや、やり方の手順をメモして忘れないようにし、自分の施工時のルールブックを作ると作業クオリティのバラツキをなくすことができます。
まとめ
施行方法や機器ごとの正しい施行方法はある程度検索すれば出てくるでしょう。
そこらへんのことは他のブログでよっぽど詳しく取り上げられていると思うので今回の記事では実技試験でのテクニックを重点的に説明しました。
この記事の内容があなたの実技試験の助けになれば幸いです。